新東京行政書士事務所Blog

個人名義から会社名義へ…自動車登録の変更手続について

1 はじめに

会社に車を現物出資したり、節税目的で個人所有の車を法人の名義に変えたり…。

自動車の所有名義を個人から会社へ変更する機会は、案外多くあるものです。

そこで今回は、自動車の名義変更手続の際に必要な手続などについて説明します。

 

2 名義変更手続の流れ

名義変更手続は、新しい名義人である会社の所在地を管轄する運輸局で行います。

運輸局の窓口で必要書類を提出するのです。不備がなければ、その場で新しい車検証が交付されます。

それを受け取ったらすぐ、運輸支局の隣にある交通会館(または自動車会議所内の県税事務所窓口)に出向きましょう。「自動車取得税・自動車税申告書」(提出する窓口に申告書のフォームが置いてあります。)を記入・提出しなければなりません。

 

3 必要書類

では、どのような書類を用意しなければならないのでしょうか?

・ 元の所有者(個人)が用意すべき書類

①申請書(OCR シート第1号様式)

運輸局や、自動車検査登録事務所で配布しています。また、国土交通省のHPにも様式が掲載されているので印刷して使うこともできます。

②手数料納付書

印紙の販売窓口で登録手数料500円の印紙を購入し、貼付けます。

③印鑑証明書

発行後3ヶ月以内のもの

④車検証

有効期間内のもの

⑤実印

⑥譲渡証明書

新旧の所有者を記入し、元の所有者の実印を押印したもの

 

・ 新しい所有者(会社)が用意すべき書類

①法人印鑑証明書

発行後3ヶ月以内のもの

②法人実印

③車庫証明書

警察署より証明を受けたもので、発行後概ね1ヶ月以内のもの。車庫証明書を取得するためには、駐車場を管轄する警察署に出向き、車庫証明申請書、所在図・配置図、そして保管場所使用承諾証明書を提出しなければなりません。

④株主総会(または取締役会)の議事録等の写し

取締役の個人名義の車を会社名義に変更する場合は、株主総会の承認が必要です。(取締役会設置会社の場合は株主総会でなく、取締役会の承認でOKです。)

 

4 注意すべき点

以下に、手続に臨む際の注意点を2点ほど挙げます。

①上述のとおり、取締役名義の車を会社名義に変更する場合は株主総会の承認が必要です。これは利益相反取引を防ぐ目的で法律上要求されている手続です。そのため、自分1人の会社であっても必ず、この手続は忘れないようにしてください。

②ナンバープレートに変更がある場合は、上記の手続だけでなく別の手続も必要となります。

具体的には、車を運輸局へ持ち込んで旧ナンバープレートを返納し、新しいナンバープレートを購入・取り付けした後で封印を行ってもらいます。

 

5 さいごに

カンタンな手続に思えますが、書類に不備があると何度も警察署や運輸局に出向くことになってしまいます。

不明点がある場合は早めに解決しておくと、手続をスムーズに進めることができます。特に株主総会の承認の必要の有無など、判断が難しい場合はぜひ一度、当事務所までご相談ください。

2018/12/25 許認可  
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