新東京行政書士事務所Blog

中小企業の経営に役立つ経営分析とは?指標や手法を解説!

 

経営分析とは?メリットや手法をご紹介

経営分析とは、主に財務諸表を用いて会社の現状を明らかにすることです。経営分析には、会社が現在抱えている問題点(弱み)や強みを数字で把握できるメリットがあります。

経営分析には、大きく分けて「収益性」、「安全性」、「効率性」、「生産性」、「成長性」の計5つの手法があります。

各経営分析の手法ごとに、メリットや具体的な指標は異なります。

今回はその中でも、中小企業にとって役立つ2つの手法に絞って、経営分析の指標をご紹介します。

中小企業の経営分析に役立つ指標(収益性分析)

収益性分析とは、どの程度利益を得られているかを図る経営分析の手法です。

収益性分析ではROEやROAなどの指標を用いますが、その中で中小企業にとって特に重要なのは「売上高営業利益率」です。

売上高営業利益率とは、売上高のうち営業利益(本業によって得られる利益)がどの程度かを表す指標です。

この指標が高いほど、費用をかけずに多くの利益を得ていると判断できます(高い方が良いです)。

売上高営業利益率=営業利益(売上高−原材料費や人件費など)÷売上高

1~3%が売上高営業利益率の平均水準、5%を超えると優良と言われています。

企業が最も重視すべきなのは「本業で稼ぐこと」です。

ですので、中小企業が経営分析に取り掛かる際は、最優先に「売上高営業利益率」を確認するのがオススメです。

中小企業の経営分析に役立つ指標(安全性分析)

安全性分析とは、会社の資金のやりくりが上手くいっているかを図る経営分析の手法です。

安全性分析の対象には流動比率や固定比率など様々ありますが、中小企業は「有利子負債比率」を重視すべきでしょう。

有利子負債比率とは、利息の支払いが生じる負債(銀行などからの借り入れ)が自己資本と比べてどの程度あるかを表す指標です。

この指標が高いほど、有利子負債が多いため、安全性が低い(資金繰りが上手くいかなくなるリスクが高い)と言えます。

・有利子負債比率=有利子負債÷自己資本×100%

会社を継続させるためには、有利子負債比率が70〜80%程度となる水準が好ましいと言われています。

逆にこの指標が200%を超えてくると、倒産リスクが一気に高まるので注意しましょう。

(但し、ユニコーン戦略をとる場合にはこの限りではありません。経営戦略によるため個別具体的な判断が必要です。)

まとめ

中小企業の経営分析では、本業での稼ぐ力を表す「売上高営業利益率」、資金繰りの安全性を表す「有利子負債比率」が特に重要となります。

今回ご紹介した指標を実際に計算し、自社の状況を確認してみてはいかがでしょうか?


 

2019/02/03 会計   auter_1
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